こんにちは。
株式会社ハピネスワーク 代表取締役 青栁伺智代です。
オリエンタルランドで正社員として20年間
ディズニー・テーマパークで
・施設運営マネジメント(3年)
・教育(15年)
・ディズニーシー開発(2年)を担当してきました。
研修会社を設立して10年。
これまでに3,000回、80,000人に研修を担当させていただいています。
たった1回の研修でも、受講生の心を動かすことができれば
企業に大きな変化・進化を起こすことができます。
これまでに多くの企業の変化を実感させていただきました。
研修後の変化に
「青栁さん、いったい何を伝えたのですか?」
と、驚く上司、経営者の皆さまをたくさん目にしてきました。
中には、感動してお手紙をいただくこともあります。
「研修は新しい知識や技術を身につける機会ではなく、
心を動かし、新たな決断と行動に結びつけるもの」
それが私の「研修へのこだわり」です。
そのことに気づいたのは
株式会社オリエンタルランドで、ディズニー教育のマネジメントを担当していた時です。
ディズニーの研修は「楽しさ」「気づき」「感動」がありました。
研修会場に、毎回ミッキーマウスが登場するからではありません…(笑)
(中にはミッキーマウスが登場する研修もありましたが)
この3拍子が揃っている研修だからこそ
たった1回の研修で受講生が変わり、職場が変化するのです。
だれもが楽しめる研修に必要なこと
面白いから楽しいわけではなく、楽しい研修にするために
私が大切にしていることが5つあります。
日常の会話でも、思い当たることがあるはず!
良かったら、日ごろの会話を思い浮かべながら読んでください。
わからない言葉が1つあるだけでも、その瞬間に「楽しさ」を感じられなくなります。
だから私は「専門用語」はもちろん、
漢字がわからなくてもそのことや状況を
思い浮かべることができる言葉を使っています。
わからない言葉があっても質問できない人が多いと思います(私もその一人(^^;))
皆さんはいかがですか?
質問するには、勇気が必要!
声をかけるタイミングを掴むのも難しいですよね。
その結果…どうするかというと
手元のスマホで調べるか、
理解が不十分なまま、続きを聞くことになるのです。
そんな状況では、研修を楽しめません。
研修の主役は「受講生」
何を使えたいか…ということに
意識を向けるだけでは意外に伝わっていないのが事実です。
だから私は、受講生の目を見ながら話します。
目(瞳)には気持ちが現れるもの…(目は口程に物を言う)
楽しんでいるのか
理解できたか
つまらないと感じているのか
それは、受講生の目を見るとわかるからです。
このことに気づいたのは、オリエンタルランドで勤務していたとき。
上司に報告しているとき…
興味がある内容だと目が「キラッと」光るように感じました。
それは、後輩や部下に話をしているときも同じ。
反対に、興味がない内容だと、瞳がどんよりとしているのです。
そんな時は、「これ以上、この話を続けても意味がないな…」と
会話の途中でやめたこともあります(苦笑)
私自身も、誰かと話をしているとき
興味のない話をされていると
つい、よそ見をしたり
違うことを考えていることも…(ごめんなさい)
話をするなら「興味をもってもらう」
瞳がそれを教えてくれるのです。
一方的な話をされて関心が薄れてしまったことはありませんか?
私はよくあります。
何分位なら、一方的な話を聞いていられるのでしょう…
私は日常会話なら1、2分(長くて5分)でしたら、集中して聴いていられる自信があります。
研修ですと、伝えることを1.2分にまとめるのは難しいのですが
長くても3分を意識して、受講生と「会話のキャッチボール」をしたり
挙手してもらったりしています。
研修の主役は「受講生」
映画の主人公の出番が少なかったら、もの足りないですよね。
研修の準備は講師の役目。
講師と受講生で協力しながら、研修を仕上げていくというイメージです。
2時間もの映画や舞台に夢中になれるのは、明確なストーリー(構成・展開)があるからですよね。
私は研修にも「ストーリー」が必要だと考えています。
一般的な映画の構成
起……問題/事件のきっかけ
承……出来事の進行/進展
転……意外な出来事により、物語の流れが変わる等
結……出来事の結末/問題・事件の解決/収束
舞台の構成
第一幕……発端:セットアップ(世界観や人物の紹介、状況設定)
第二幕……中盤:ストーリーの主要部分
第三幕……結末:クライマックス
研修の流れに、ストーリー性を取り入れる方法こそが
長年在籍していたディニーで身につけてきたことなのです。
オリエンタルランドのディニー教育の施設もステージと観客席がありますが
カリフォルニア・ディズニーランドのトレーニング施設は
300人くらい座ることができる「劇場」です。
そこで繰り広げられる「オリエンテーション」には、ストーリーがあり
笑ったり、拍手したり、舞台に上がったり…とにかく
何時間でも受講したくなるような展開でした。
そういう研修を行っている会社を私はディニー以外に知りません。
それを私たちが実行できすのは、携わっているスタッフ全員が
ディズニー20年以上の経験者だからです。
それぞれの研修には「まとめのスライド」があります。
研修の最後に、その日の研修内容と伝えたいメッセージを
オリジナルの音源で上映するのです。
この手法は、数々の映画をヒットさせているディズニーならでは…ですよね。
ディズニーユニバーシティで実施している研修は
いつも、まとめとして映像を使っていました。
研修の最後に「大切なことを心に刻む」ことができるのが映像だと考えています。
それぞれの研修イメージに合っている音源をつかって
研修ごとに毎回編集しています。
小さな…強いこだわりです。
最後に
今回は、研修講師として大切にしているこだわりをお伝えしてきました。
研修で何もかも解決できると思っていませんが、解決のきっかけづくりはできます。
弊社の研修は、やって終わりではなく、何をすればよいのかを理解できるのはもちろん
今すぐやってみよう!と思う受講生ばかりです。
こちらのホームページから、お気軽に研修のご相談、お問い合わせをお待ちしております。