コロナ感染の影響で「ステイホーム」が続いていますが、ご家族との時間を楽しく過ごしていますか?
最近なんとなく家の中がギクシャクしてきたなぁと感じている皆さんに
たった3つの実践で環境がガラリと変わるホスピタリティの事例をご紹介します
こんにちは。
株式会社ハピネスワークの青柳美智代です。
ホスピタリティとは
私が初めてホスピタリティに出会ったのは
東京ディズニーランドで勤務していた時でした。
開業から1年が経ち、ようやく仕事にも慣れて少し余裕が出てきた頃のこと…
社内研修でホスピタリティ・セミナーを受講したのです。
その時、先生が「皆さんの役割は何ですか?」と
私たちに質問しました。
私は東京ディズニーランドのカフェオーリンズという
レストランで勤務していましたので
「お客様に美味しい食事を提供することです」と答えました。
しかし先生は
「それでは50点かな…?食事を提供するときに、
お客様、どうぞ美味しい食事を楽しんでください…
という気持ちがなければそれはただの作業なんだよ…。」
と言うのです。
○○をする…ではなく、どういう気持ちでするのかが大事なんだ
このことをセミナーで教わりました。
私はそのセミナーを受けてから
「気持ち」という軸で行動するようになりました。
思いやり、心遣い、親切心、心からの歓待
わかりやすく ひと言で表現すると「人やモノを大切に想う気持ち」です。
ホスピタリティはお客様だけに必要なのではなく、家族や友達、職場の仲間にも大切にしたいことです。
「気持ち」は何かのカタチにしなければ人に伝えることができません。
今日はその中の1つ
家族に伝えたいホスピタリティについてお話します。
ホスピタリティの残念な特徴
ホスピタリティは特別な人だけが身につけている気持ちではなく
「オギャー」と生まれた瞬間から誰もが持っている気持ちなのです。
例えば…
新婚当初は結婚記念日やクリスマス…お互いの誕生日など
年に数回はお互いに特別なプレゼントを贈り合ったり
ちょっと豪華なディナーなど
スペシャルな1日を過ごしていましたよね…きっと。
もしかすると仕事よりも優先していたかも知れません。
何日もかけてプレゼントを探した人もいるでしょう。
それは奥様や旦那様を大切に想っていたから
その「大切に想う気持ち」がホスピタリティです。
ところが…
結婚してから数年経ったら
大事な結婚記念日を忘れてしまったり
クリスマスは仕事が忙しい!と言う理由で一緒に過ごせなくなってしまったり
お誕生日を忘れて叱られたり…
そういう経験はありませんか?
実は…
これがホスピタリティの残念な特徴なのです。
永遠の愛を誓っても
その気持ちを永遠に持ち続けるためには努力が必要!
毎日顔を合わせる家族に
お互いを大切に想う気持ちを伝える方法を
今からご紹介させていただきます。
家庭環境が一気に変わるホスピタリティの伝え方
コロナ感染の影響で
一緒に過ごすことが多くなった昨今
ステイホームで通勤時間がなくなり
ちょっとだけ朝寝坊ができて
最初の頃は楽しかったけど
毎日長時間一緒に過ごしているうちに
家族に対して
ちょっと「カチン!」ときちゃうこと…ありませんか?
それはいけないことではなく自然に起こること。
だってそれがホスピタリティの残念な特徴なのですから(^_^;)
みんなで一緒に過ごす長ーい時間がいつまで続くのか…
残念ながら今誰もわかりません。
ステイホームを続けたことで
家族の人間関係に「溝」ができるような事があったら
それこそコロナの思うツボ…
そんなこと絶対にイヤです!
コロナに負けない強い絆を育てるために…
ステイホームを家族みんなで楽しく過ごすための
ホスピタリティにチャレンジ!
2.家族にホスピタリティを伝えるために1日1回褒める
3.ホスピタリティのある「ありがとう」を言う
順に解説していきましょう。
1.あいさつにホスピタリティをプラスする
皆さんは毎朝どのような気持ちで「おはよう!」と言っていますか?
えっ!気持ちが必要なの?と
想った人がほとんどだと想います。
そうなんです。
私たちは小さな頃から
朝は「おはよう」
昼間は「こんにちは」
夕方からは「こんばんは」というあいさつをしていますが
どんな気持ちで伝えるのかナンテ
習っていませんよね。
1日に何度も伝えるあいさつは
誰でも慣れているので
正直…無意識でも言える!
無意識=気持ちがこもっていない
明日からは
お互いを大切に想う気持ちを伝える
あいさつをしてみましょう!
例えば…
・今日も楽しくすごそうねとか
・今日もお互いに元気にあいさつができて嬉しいという
そういう気持ちです。
コロナ感染が広がる今
考えてみれば
家族でも毎日会えることは特別なことなんですよね。
決して「当たり前」じゃない!
明日の朝は
・気持ちを込めて
・とびっきりの笑顔と
・明るい声で
「おはよう!」と言ってみてください。
きっと朝からお互いに楽しくなりますよ。
2.家族にホスピタリティを伝えるために1日1回褒める
皆さんは最近いつ褒められましたか?
えー!そんなの覚えてない…
そういう人もいるかも知れません。
(ほとんどの人がそうかも…)
褒める=特別すごいことを伝える×
褒める=そのとき起こった事実を伝える○
何も特別な事では無くて良いのです。
それでも難しいという時は
家族でお互いに
自分が言われたい褒め事を10個書き出してみましょう。
それを家族みんなで共有します。
あとは簡単!
その言葉を毎日1つずつ
お互いに伝え合っていくだけです。
自分で書き出した言葉を言われたんじゃ嬉しくない…
そんな風に今想った人…ぜひ体験してみてください。
想像以上に嬉しいです!
そして書き出した10個を全部言い終わるころには
きっと「褒め達」になっているはず。
3.ホスピタリティのある「ありがとう」を言う
家族にしてもらっていることで
当たり前だと思ってしまっていることはありませんか?
例えば
・食事の支度
・部屋の掃除
・ゴミ捨て
・生活できる家がある
・身体の心配をしてくれる
実はコレ…私はホスピタリティに出会うまで
当たり前だと想っていました。(反省)
ディズニーで出会ったホスピタリティの先生に
「家族へのホスピタリティも大事」ということを教わりました。
食事の支度をしてくれている事に感謝の気持ちをこめて
「いただきます」や「ごちそうさま」を言っていますか?
この言葉を先生から質問されたとき
私は「ドキッ」としました。
そしてすごく反省しました。
私はその時から感謝の気持ちを込めて
家族にあいさつや御礼の言葉を伝えるようになりました。
特別なものをプレゼントするのではなく
心のこもった「ありがとう」と伝えるだけで
両親はいつも嬉しそうでした。
ステイホームのこの期間
すぐ隣にコロナウィルスがさまよっているのかも知れません。
そう考えると毎日お互いに元気で過ごせるのは
お互いに感染しないように気をつけているからだと思います。
今…この状況を考えると
それだけでも充分「ありがとう」と伝えるに値するように感じます。
皆さんの家の中を
ありがとうという言葉で埋め尽くしてしまいましょう!
最後に
コロナ感染の影響がいつ終息するのかわかる人は
世界中のどこを探してもいないと想います。
そんな中で続いているステイホーム。
この時間が「家族の絆を深める時間」となるように
ホスピタリティを育てていきましょう!
家の中で育てたホスピタリティは
ステイホームが空けた時
会社で…学校で…友達と過ごす時間にも必ず役立ちます。