今回のコロナウィルス感染で三密というルールを発信ました。
ルールが発信されても人によって受け止め方に大きな差異がありましたが
人気の高い有名人が亡くなったことで
一気に三密への関心が高まり行動に起こした人が多かったように感じます。
こんにちは。
株式会社ハピネスワーク 青柳美智代です。
よくある勘違いの1つとして
ルールを作れば守る…と想われがちですが
そうではないということを
今回実感しました。
ホスピタリティとは
サービスの原点…ホスピタリティとは
思いやり、心遣い、親切心、心からの歓待
わかりやすくひと言で表現すると
「人やモノを大切に想う気持ち」です。
接客を通してお客様に伝えるホスピタリティもありますが
日常のちょっとした場面でも
ホスピタリティを発揮できる場面があります。
ルールを発信した時に起こる落とし穴
そもそもルールは何のために作るのでしょう。
例えば今回の三密…
これは自分と大切な人を守るということから
創られました。
しかし、当初はその大切さを実感できない人が
多かったように感じます。
命を奪われ
悲しい想いをされている人が
多かったというのに…。
テレビや新聞で伝わっているはずなのに
情報が多すぎて
大変なことは何となくわかっていても
・この三密のルールがなぜ必要なのか?
・コロナウィルスに感染した場合
自分自身や家族、友人に何が起こるのか…
それを身近に感じる理由がわからなかったのです。
必要な情報は
役割(立場)・環境によって皆違います。
それと同じように
心を動かす言葉も皆違うのです。
そのために
初期の頃感染した人が口にしていた言葉は
「油断していました」
という言葉でした。
油断していたということは
大事に想っていなかったということ。
誰を大事に想っていなかったのでしょう。
自分自身
家族
仲間
友達…
テレビや新聞では
すべての人に向けた情報発信なので
人によってはその情報を
その人の心に響く言葉と内容に翻訳する必要がある…
ということを
コロナウィルス感染で気づきました。
私の母も当初はこのルールを理解せず
いろいろな場所に行っていましたし
大変さを理解していませんでした。
そこで私が母に伝えたのは
もし母が感染したら
このまま一生会えずに亡くなる可能性があること
それは亡くなるまでではなく
亡くなってもそのままの姿では会えないこと…
今日1日会うことよりも
私はこのまま何年も
何十年も会い続けたい…
そして大好きな母と
このまま一生会えないなんて悲しい…
だから感染しないように
気をつけて欲しいの…と話しました。
最後の方はもう夢中で
母への気持ちがこみ上げてきて
泣きながら伝えていました。
母の行動が変わったのはその時からです。
ルールを守れない人が心を動かす時
<<
ルールを守れない人を非難する前に
大切なのは
その人の価値観
興味のあることを理解し
その上で
心に響く言葉で伝えることだと想います。
今回は有名人の方が
コロナウィルスに感染して亡くなったことで
大きく心が動かされた人が多かったことと想います。
私の心を動かした事は
東京ディズニーリゾートの休園でした。
長年勤務していたからこそ
その決断の大変さを感じましたし
オリエンタルランドで勤務している友人の
Facebookを見た時にその大変さと
何をすべきかを理解しました。
ルールをわかって欲しいと思うと
つい繰り返し何度も伝えてしまうことがあるのですが
1回言っても心に響かない言葉は
繰り返し言っても響かないように感じます。
テレビや新聞は
大衆向けなのでそれでも良いのですが
皆さんの大切な人に伝える時は
相手の人に合わせた言葉選びが大事です。
「相手の人に合わせた翻訳」
これは普段からの
コミュニケーションがあってこそできること
その人の事を知っていれば
心に響く言葉が必ず見つかるはずです。
もしそれがわからない場合も
諦める必要はありません。
この機会に
いろいろな言葉、事例を伝えていくことで
きっと理解できるようになります。
そしてこれは
お互いへの思いやりの気持ちが育つ
そんな付録もついてきます。
最後に
伝わらないからと言って諦めるのは簡単!
でもその前にできる限りのことをする…
当たり前のように迎えていた明日さえ
不安になるこの頃
だからこそ
身近な人との人間関係を高めていきましょう。