部下から話をしたいと言われたときに
どのような対応をしていますか?
忙しくて時間が取れない時もありますが
部下へのホスピタリティがある上司が
やっていないたった1つのことがあるのです。
こんにちは。
株式会社ハピネスワーク青柳美智代です。
今日は何だか朝から忙しい
そんな日に限って
部下から
「話したいことがあるんですけど」
…と言われることもあります。
その時
あなたは何と答えますか?
ホスピタリティのある人と
少しだけホスピタリティに欠ける人は
その時部下に返すひと言が違うのです。
ホスピタリティとは
サービスの原点…ホスピタリティとは
思いやり、心遣い、親切心、心からの歓待
わかりやすくひと言で表現すると
「人やモノを大切に想う気持ち」です。
ホスピタリティを伝える方法が
コミュニケーション!
想いは、言葉や行動に起こすことで
初めて相手の人に伝わります。
何故か問題は忙しい日に起こる
私がディズニーでマネジメントとして
勤務していた時…
こんな事がありました
すでに他の施設に異動した
Tさんから「話したいことがある」と
いう連絡を受けたのです
その日は会議の予定もあり
いつもより忙しい日だったのですが
もと上司の私に話がある…ということは
よほどのことなんじゃないか…
そう感じて
「10分位で良ければ大丈夫だから
ブレイクルームで待ち会わせましょう」
そう言って電話を切りました
ブレイクルームに行くと
彼女が暗い表情で待っていました
話を聴いていくと
会社を辞めたいというのです
とても大人しい
でも
いつも陰で勉強したり
新しいことにチャレンジしているような
社員として最高の人材…
そんな彼女に何があったのかと
いろいろ話を聴いていくと
異動先のレストランで人間関係がつくれず
寂しい想いをしているようでした
チームワークが良い施設であればあるほど
新しい人がそのチームに溶け込むのは
結構ハードルが高い…
でも…
だからといって
上手くいかない理由で
辞めて欲しくなかったので
話を聴いた上で
会議が終わってから
もう1度ゆっくり話す約束をしました
こんな風に申告な相談もあれば
もっと気軽な相談
嬉しい報告もあります
そして不思議なことに
忙しい時ほど
このように相談事があるものです
時間を取るようになった理由
私は人に声をかけることが苦手で
上司から呼ばれなければ
近づくことさえしない社員でした
だから
報告したい事や
相談したい事があっても
言えずに時を逃してしまったり
誤解されたままで終わってしまったことが
いくつもありました
伝えたいことがあるのに
伝えられないもどかしさがわかるからこそ
80名の上司になった時は
みんなの意見を待つのではなく
自分から聴きに行こう!と
決心したのです
部下が上司に
話があると伝えるのは
結構勇気のいることです
ところが
「お話したいことがあるのですが…」と
言っても
「今度時間がある時に…」とか
「時間が出来た時に声をかけるから」と
言われたまま
その時間が結局こなかったという
経験も何度かありました
反対に
ものすごく忙しい上司が
私のために時間を創ってくださって
すごく感謝したこともありました
だからこそ
決めたのです
私もいつか上司という立場になった時は
時間が欲しいと言われたら
待たせずすぐに時間を取ろう!と…
話の内容は
人によって様々です
「なぁんだ、そんなことならいつでも言ってよ」と
言いたくなるくらい小さなこともあります
どんな小さなことでも
本人にとっては大きな悩みなのです
立場が変われば
感じ方も違います
それに…
悩んでいる時間は
仕事に集中できないので
ミスや事故が起こる可能性があります
悩んでいる時間は
短ければ短い程良い…
忙しさをアピールするために
待たせる上司がいるかも知れません
そんなアピールをしなくても
部下は上司が忙しいかどうか
良く見ています
大事なのは
部下を大切に思っている気持ちを
表現し
実践することです
部下から話があると言われた時にホスピタリティを感じる対応
相談したいことがあると言われたら
感謝の言葉を伝えましょう
「声をかけてくれてありがとう」
時間が無いときでも
5分間ならどうにか工面できるはず…
すぐに時間を取りましょう
長い時間話をしたい訳ではないのです
5分でも10分でも
その時可能な時間を伝えましょう
その上で
深刻な内容で時間がかかりそうな場合は
翌日までもう一度時間をとって
話をしましょう
必ずしも結論を出して欲しいわけではなく
聴いて欲しいだけ…という場合もあります
答えを急がず
聞き役に徹しましょう
話を聴くときは
アイコンタクトで頷きながら…
聞こえてくる言葉だけではなく
気持ちに心を傾けます
相づちをうつときは
気持ちに共感していることが
伝わるように
「それは悲しいよね」とか
「残念だったでしょう」等
心に寄り添っていることが
伝わる声をかけることが大切です
最後に
相談、報告してくれたことに
感謝の気持ちを伝えましょう
内容によっては
上司が気づいてあげなければ
いけないこともあります
その場合は気づいてあげられなかったことに
お詫びの気持ちもつたえましょう
最後に
人間関係づくりは時間がかかるものです
ですが
最強のチームには
最高の人間関係が存在します
話がある=長い時間が必要ではありません
話を聴いてみなければ
どれくらいの時間がかかるのかも
わからないはずです
だから
とりあえず話を聴く!
それがホスピタリティのある対応です