仕事を教える時、指示を出す時は
「やり方」だけを詳しく伝えがちですが
もっと大事なのは○○○が出る一言です
こんにちは
株式会社ハピネスワーク青柳美智代です
全国の企業で
「笑顔をつくりだすためのホスピタリティセミナー」を
担当させて頂いています
あっという間に三が日も終わりそうですね
今年のお正月は自宅で過ごしている人が
多いようですが
楽しんでいますか?
ステイホーム…とは言っても
楽しんではいけない…と言われている訳ではないので
三が日最後の1日をぜひ楽しんでください
明日から仕事始め…という人
特に後輩に指示を出す立場
チームのリーダー、マネジメントという人に
きっと役に立つ
ホスピタリティ溢れる
指示の出し方、仕事の教え方です
ホスピタリティとは
ホスピタリティと言う言葉は
知っている方が多いと想います
ひとことで表現すると…
大切に思う心・気持ちを
ホスピタリティと言います
これは人間なら
誰でも持ち合わせている
大切な感情…
良くお客様を対象にした
言葉として使われていますが
それ以外にも
自分自身
家族、友人
職場の仲間
人だけではなく
生き物すべて
さらに…
物や施設にも
持っていて欲しい感情です
やり方だけを教えてもすぐに動きだそうとしないワケ
年明けから新しい仕事に就く人も
いらっしゃると想いますし
仕事の指示を受けることが多い時期だと想います
仕事のやり方はしっかり教えたのに
なかなか動き出さない部下や仲間を見て
「なぜすぐ始めないのだろう」と疑問を感じたり
「すぐやって欲しいのに…」と
ちょっとイライラしたことはありませんか?
私はあります
教えた=すぐにやる
ワケではない人もいますよね
すぐに動き出さないのには
理由があるのです
やり方を教えたから
すぐに動き出してくれる…というのは
上司や先輩の「勝手な希望的思いこみ」なのです
本人が「今すぐやりたい!」と想わなければ
教えたからと言って
すぐに動き出すはずがありません
もちろん仕事に来ているのだから
仕事をするのは当たり前なのですが…
今すぐ動き出して欲しいと想ったら
ノウハウ+感情を動かす言葉が必要です
感情を動かすために必要な事前情報
感情が動く言葉は
例えば…
○仕事の遣り甲斐
○その仕事を行う理由
○その仕事の大切さ
○その仕事から生まれた感動 等
ポイントはいくつかありますが
何に興味をもっているのか?
どんな言葉で心が動くのかは
人それぞれ違います
だからこそ
相手の人の情報や価値観を
事前に理解しておくことが必要です
例えば…
犬が大好きなのに
事情があって飼うことはできないという人が
アルバイトで犬の散歩をする場合
トレーナーが教えることは
犬の散歩の手順だけではなく
たった1回の散歩で
その犬とすごく仲良くなれる方法がある
そう言われたら
ものすごく興味をもって
その後の説明を聴いてもらえると想いませんか?
私だったらすごく熱心に聴きます!
でもそういう話ができるのは
・その人がどれくらい犬が好きなのか?
・この仕事を選んだ理由(犬と仲良くなりたい)
…を事前に知っていたからなのです
人は「感情」を持っている生き物
ルールや規則、マニュアルだけを伝えるのではなく
一番最初に「感情」を動かすことが大事!
指示だしが得意な上司、先輩になりたい人は
周りの人の価値観を理解しておくことをオススメします
最後に
25歳で80人の上司になった時
私は上司の役割を勘違いしていました
上司の私がマニュアルや資料どおりに伝えれば
みんながすぐに動きだす…と想っていたのです
でも実際は違いました
上司の役割は
部下を上司の思い通りに動かすのではなく
部下の感情を動かし
その仕事を精一杯やりたい!と想ってもらうこと…
それに気づいてやっと
部下との距離が縮まって行き
全員で仕事を楽しめるチームづくりが
できたように感じます